SEOとは

中小企業における検索エンジン対策についてですが、まず簡単に検索エンジン対策と言っていますが、今はいろいろな方法があります。単純に検索エンジンで上位表示されることだけを言わなくなってきました。

ウェブ業者はアクセスを向上させることを総称してSEOという言葉で説明してきますが、以前は内部施策として行うSEOと外部施策として行うSEOの総称の事をいいました。しかし今では、お金を払って検索サイトに登録する作業の総称であるSEMも含め、全ての施策を含めてSEO対策といいます。

正直、言葉の意味などあまり重要ではないので、総称してサイトに少しでも多くのユーザーを連れてくるための施策と考えれば問題ありません。

SEOにおける内部施策と外部施策とは

まずサイトの制作段階で実施できる内部施策として行うSEOとして、内部のソースコードを整理したり、キーワードを埋め込んだりする作業について説明します。こちらはまともな制作会社に依頼をしたのであれば、特に何にも言わなくても普通は対策してくれます。心配であれば、一度聞いてみてください。

内部施策をしないでウェブページを制作するのは、個人でやっているような人を除けばほとんど聞いたことがありません。この作業をSEOと呼ぶ時代は終わりました。ほとんどすべての有用サイトでは行っているので、こちらを実施して順位が上がるということは期待しない方がいいです。やっていて当たり前の作業なのです。

次に外部施策ですが、バックリンク施策などを売りにしている業者はだいぶ減ったかと思います。基本的に作為的に外部リンクを受けることはYahoo!、Google、どちらの検索エンジンでもスパム行為とみなされており、禁止事項になっています。

もし発覚した場合は、最悪検索エンジンに一切表示されなくなるペナルティーを受けることもありますので、ご注意ください。しかし、残念ながらそう言ったことでも平気で行ってしまう業者もいますので気を付けましょう。

中小企業にとっての有料広告

そして今、検索エンジン対策として標準的なものが、リスティング広告に代表される有料広告施策になります。されにその方法や条件によってさまざまな分類がありますが、料金を支払って検索順位を改善するといった点については基本的に同様になります。

このリスティング広告については、中小企業は非常に不利な状況にあるということをまずは覚えておいてください。月に１０万円以上の費用で行うのであれば、ご自身で行うか、やらないことです。大企業などは、月間数百万の費用を投じて広告を出していることも珍しくありません。まったく同じ土俵で戦うのであれば、あなたの出す１０万円程度の費用では全く太刀打ちできないと思います。それを業者に依頼すること自体、意味がないでしょう。

では、１０万円の費用では効果が上がらないかといったら、それは違います。ご自身でしっかりと計画を立てて設定をすれば効果を上げることが可能なのです。そのためのキーワードが、絞り込むということです。仮に、旅行代理店を例に挙げて言うと、「ハワイ・旅行」などのキーワードは大手旅行会社に大金で買われているでしょうから、ここにコストをかけることは得策ではありませんよね。そこで「ハワイ・旅行・オアフ」とするとどうでしょうか。オアフという言葉が入ったことで、オアフ島まで入れないと表示されない代わりに、ライバルも減ることになります。

こうして自社の強みをしっかりと分析し、確実にユーザーになっていただける方に的確なキーワードで広告を出せば、少ない費用でも十分に効果を上げることができそうですよね。広告のやり方は非常に簡単ですし、書店にも関連書籍が多数置かれています。ぜひご自身で行いましょ。