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会社のイメージとかけ離れたデザインにしないこと

2023/11/20

ホームページを会社の実態より「盛る」のは逆効果…

新規にホームページを制作したり、リニューアルしたりする場合、クライアントに希望のデザインのイメージをお聞きすると、「かわいいデザイン」とか「ポップなデザイン」などと希望されることが多いです。「せっかくコストをかけてホームページを制作する以上、見栄えのいいものを作りたい」という気持ちはわかりますが、自社の実態とあまりにもかけ離れたデザインを求めてしまうと、ホームページを見て問い合わせしてくれたユーザーを落胆させ、逆効果になってしまう場合もあるのです。

実際のビジネスにおいては、会社が小さいとか古いとかで仕事の受注先を決めないと思います。「自社にとって有用か否か」という部分を検討して、ユーザーは仕事を受注すると思います。そして、顔の見えなインターネットだからこそユーザーは「正確な情報」を求めるのです。ホームページをきれいに着飾ることは、そこに偽りの気持ちがないとしても、ユーザーから見れば「不確実な情報」となってしまうことがあります。

例えば、すごくポップなデザインのケーキ屋のホームページを見て、ユーザーがお店に行ったところ、実際の店はそうではなかった場合、ユーザーは裏切られた気持ちになるでしょう。会社の実態とあまりにかけ離れえたデザインやイメージのホームページを制作することは、ビジネスにおいて必ずしもいい結果をもたらすことではない事を覚えておきましょう。


紙の会社案内とホームページをリンクさせよう

ホームページがなかった時代、観客に自社の紹介をするときに使われていたのは、紙の会社案内でした。そして、ホームページを作るのが当たり前になった現代であっても、紙の案内はなくなっていませんよね。特に中小企業にとって、紙の案内はまだまだビジネス上重要なものです。私もこの点については、全くもって異論ありません。むしろ紙はずっと有効であると考えます。そのため、紙の案内とホームページをリンクさせて利用することを考えましょう。

ホームページの場合、内容が変わってもすぐに更新できるというメリットがあります。こういった特徴をつかって、紙の案内にはすぐには変化しない情報を中心に掲載し、取り扱い商品や各事業所の情報の紹介などに留めておきます。そして、「詳細につきましてはホームページをご確認ください」と案内すると無駄な経費も削減できますよね。

それ以外にも。パンフレットやカタログなども同様のスタイルで行うことで、かなりの経費削減になります。中小企業だからこそ、無駄な経費を削減してホームページを有効活用するのです。


ユーザーが知りたい情報であるか

ホームページにおける関係は、ホームページの発注者と制作者の二者間のものではなく、利用者も含めた、三者間での関係であることを忘れてはいけません。ホームページを制作するときは、ホームページの利用者が面前にいるわけではないので、クライアントの伝えたい事だけを前面に押し出した原稿が上がってくることが多いですが、ホームページは使用するユーザーにとって常に使いやすいものであることがとても重要です。

テレビや新聞広告などは、プッシュ型の媒体ですから、自社の優れた点や、製品制作までの思いなどを前面に押し出しても人目に触れ、場合によっては興味を抱かせることができるかもしれません。しかし、ホームページは基本的にプル型の媒体ですから、ユーザーが自主的に調べたりリンクをたどってくることで初めてユーザーの目に触れることになります。ユーザーが特に知りたいと思わない情報がページに掲載されていると、移り気なユーザーはすぐに別ページに移動してしまうでしょう。

したがって、ホームページを制作するときは、ユーザーが知りたい情報があるか、を常に考えながらコンテンツを制作していかなくてはならないのです。

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