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ホームページから問い合わせが来たときのことを決めておく

2023/11/13

ホームページ上の事ばかりにきをとられない

実際にクライアントのホームページ制作をさせていただいた後、運用を開始してから問題になることがあります。それは、ホームページ上でのユーザーの流れに気を取られるあまり、その先のビジネスに関することがおざなりになってしまうことです。

例えば、ホームページ制作時に仮定した流れに沿って、ホームページ上のゴールである、問い合わせや申し込みなどが順次進んでいるのにも関わらす、お問い合わせが来てから2日もたってから返信をしたり、商品に興味を持ったユーザーから資料請求をいただいたのにも関わらず、その資料を用意していなかったり、あるいはそれがユーザーにとって満足を得られるようなものでないことが非常に多いです。

中小企業の場合、限られた物の中でビジネスを行っているため、この辺りがおざなりになってしまっているケースが残念ながら非常に多いように思います。


重要な問い合わせを無駄にしないように

大企業と比べて、ユーザーを獲得することが難しい中小企業にとって、1件の問い合わせの重要さを考えると、非常にもったいないことです。また、対応が悪いことで、ビジネスチャンスを失ってしまうどころか、悪評さえ立ちかねません。

せっかく時間もコストもかけて集客を行い、ビジネスチャンスを作っているのですから、ホームページの制作を計画した時点で、「ホームページから来た問い合わせは誰が受けるのか」「資料は万全か」「受注前の計画は?」などは、事前にしっかりと計画と準備をおこない、ホームページを公開した後に考えているようなことの無いようにすることが大切です。


問い合わせを受けるために情報は多すぎないように

ホームページを制作する際に気を付けたいのが、公開する情報の量です。一般的に、中小企業がホームページで目標とするのは、ユーザーから問い合わせをいただいたり、申し込みをいただくことです。したがって、ホームページを制作する際に公開する情報の定量とは、「問い合わせしてみたい」とユーザーが思ってくれる情報量ということになりなす。

どうしても、あれもこれも情報を載せたくなりますが、あまりに多くのことを載せてしまうと、ホームページを見ただけで完結してしまい、ユーザーとの接点をなくしてしまいかねません。中小企業のホームページで多く見られる間違いとしては、製品などのスペックからサポート体制、価格まですべてを載せてしまい、結果として問い合わせが来ないというパターンです。

ホームページ上で問い合わせをするには、少なくとも名前や連絡先などの個人情報を掲載する必要があります。ユーザーにとってはそれなりのハードルです。そのハードルを下げるには、ある種の見返りがあると効果的かもしれません。

例えば、ホームページに記載していない詳細なカタログがもらえる、商品の割引券が手に入る、より詳しい見積りや提案書をお送りするなどの、見返りを用意すると効果的でしょう。


ユーザーが興味を持つ情報とは

もちろん、これは営業戦略にも関わることなので、一概に正解の情報量が決まっているわけではありませんが、例えば問い合わせを目標にした場合、情報量はやや少なめでもよいと思いますが、申し込みまで得ようとした場合はより安心できる詳細な情報を開示する必要がありそうですよね。

また、ホームページの情報はユーザーだけでなく、競合他社にも開示されることになります。ノウハウ的なものを開示すれば、ユーザーには喜んでもらえますが、ライバル会社にはすぐに真似されてしまう危険もあることを考える必要があります。

また、自社のサービスについては、身内のメンバーはもともと詳しいので、第三者的な方に見ていただき、どんな情報があったらお問い合わせしたくなるのかについて、アドバイスをもらってみるのもいい手かもしれませんね。もしそういった方がいなければ、制作会社のメンバーにアドバイスをもらいましょう。

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