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デザインがきれいなホームページがいいとは限らない

2023/08/21

ホームページはアートではなく、ツール

自社にとってのターゲットユーザーに向かって、自社のアピールポイントを伝えられるデザインこそがもっとも重要なデザインです。したがって、制作会社の実績をみて、「きれいなデザインのホームページ」が多数掲載されているだけの会社を選択するのは大変危険です。

ホームページはアートではありません。役割と機能を待ったビジネスツールですので、デザインにも当然意味があって然るべきです。文字のサイズが大きいのにも、小さいのにも、それぞれユーザーに合わせた意味があります。可能であれば「どうしてこのデザインなのか?」と制作会社に聞いてみてください。

「きれいなデザインのホームページを作ります」とアピールする制作会社を選ぶことは、あまりよい結果につながりません。


中小企業で月間1万アクセス以上は不可能

ホームページの制作やリニューアルについてクライアントと打ち合わせする際、必ず出てくるのが「アクセス数」の話です。アクセス数は多い方がいいに決まっています。しかし、アクセス数にこだわりすぎると、「なんのためにホームページを作るのか」という本質が分からなくなってしまう可能性があります。

例えば、書店で売られているホームページへのアクセス数アップに関する書籍を読むと「月間10万アクセスを獲得して、売り上げ倍増!」といった内容が普通に掲載されています。しかし、それを鵜呑みにしてはいけません。

中小企業のホームページの場合、それなりの費用と時間をかけて対策を行わない限り、月間のアクセスが1万以上になるということはまずありえません。売り上げのほとんどをインターネットで上げている会社でもない限り、普通の中小企業が一般的な施策を行う程度で数万アクセスもあるというのは、本当にまれな話です。逆に言えば、現在月に500件程度しかアクセスがないとお嘆きの方は、どうか安心してください。ほとんどの会社がそんなものです。重要なのはアクセスの内容です。


アクセス内容を考えよう

アクセスの内容は大きく2つの視点で考えます。

第一にアクセスの費用です。月間500サクセスを獲得するのに10万円つかっていますというならば、それは問題です。やり方が間違っています。しかし、何もしていないけれど月に500アクセスあるというのなら十分ではないでしょうか?その後のやり方次第でいくらでも数値を伸ばすことができます。

第二にアクセスの質です。アクセス数の増加にこだわりすぎて、本来ターゲットにならないユーザーを獲得しても意味がありません。

アクセス数が月間500件程度でも、問い合わせが数件あるのであれば、問題ありません。しかし、アクセス数が月間1万件あっても、問い合わせがゼロならば、まったく無駄なアクセスだと言えます。

ホームページの施策において、アクセス数は目に見える数値であるため、客観的にとらえられる指標として重要視されがちです。しかし、アクセス数だけを伸ばす施策は、結果として無駄なコストや無駄なアクセスを生む要因になります。

ホームページのゴールは「自社の潜在ユーザーに的確に情報を売り込むこと」です。アクセス数が少なくても、情報が潜在ユーザーに的確に届いていれば問題ありません。アクセス数増加によくを出すと、無駄な出費がかかる事になります


ドメインはインターネット上の住所

ホームページを公開するのに必要なものとして、ウェブサーバーとドメインがあります。ホームページを新規に立ち上げる場合は当然ながら新規に取得しなくてはなりませんが、現在すでに取得して利用しているドメインがあっても、ホームページのリニューアルや大規模改修などの場合、新たにドメインを取得することを制作会社から進められることがあります。しかし、よほどの理由がない限り、基本的にはすでに使っているドメインをそのまま利用した方が得策です。その理由は次週お話します!

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