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際立たせるメソッド・逆転と順転

2024/07/01

時間を前後に早送り

逆転、順転は、時間を前後に早送りして、製品ができるまでのプロセスを説明したり、メッセージを語ったりするメソッド。

たとえば、女性がメイクや画像編集ソフトで加工されていく様子を早送りで表現している動画は、街頭の看板で見かける人工的につくられた美しさに対して、「真の美しさとは何か」という問題提起をしているメッセージ性のあるものになっている。

製品の製造、生産プロセスのすべて(全工程)を見せたい時にも活用できます。レシピや手芸、DIY、各種お手入れなどスで手の工程を見せた方が分かりやすい場合は、タイムプラス(短い間隔で1コマずつ撮影した写真を連続して再生し、コマ送りの動画のように見せる方法)が有効。

他にも、農薬物が育つ様子、製品がさまざまな人手や工程を経て出来上がっていく様子など、逆転・順転を早回しで見せることは、今に至るまでに「これだけの時間・工程・手間暇をかけているのか」という印象を視聴者に与えることができます。

さらに、撮影する対象の「規模の大小」や「時間の長短」といったスケールを問わない使い勝手の良さも魅力です。規模の大小には、デベロッパーであれば街ができていく様子、ハウスメーカーであれば家が出来ていく様子、家の中のキッチンであれば料理毛出来ていく様子などが考えられ、時間の長短には人類の進化の歴史、一人の人生、その人の人生、その人の一年、一日の様子など、縮尺が自在なのです。

置換と組み合わせて、ある出来事や効果が起きた背景・裏側には「こんな秘密が隠されていた」という見せ方もあります。


図解とは

図解は棒グラフや円グラフ、レーダーチャートやバブルチャートなどを用いるメソッド。動画にすることで図解で示したい効果や変化をより印象的に伝えることができます。

「Data Is Beautiful」というデータ可視化の人気YouTubeチャンネルでは、過去と現在のグラフの変化をわかりやすく表現して、数多く再生されているのです。

製品のスペックを伝えたいとき、従来製品の機能からどのくらい向上しているかや、利用ユーザーの拡大のプロセスを伝えて信頼を獲得する効果も望むことができ、人物やロケーションを必要としないため、コストを抑えて制作できるというメリットがある。

図解は日頃パワーポイントなどで視覚的にわかりやすい資料づくりをしている方にはとても馴染みのあるものですが、これを動画で見せるときの注意点があるものですが、ご存じでしょうか。

提案営業やプレゼンテーションの場で図解の入ったスライドを説明する際、多くの場合は「完成したスライド」高を見せますよね。そしてそのスライドを、話し手が身振りや手振り、言葉を用いて説明する。

しかし、動画でいつまでも変化しない図について、言葉だけでの説明を見聞きするのは、視聴者にとって理解がしにくいものとなってしまうのです。できる限りパワーポイントなどのアニメーション効果を活用して、図解した情報に動きを付けるようにすることがポイントなのです。


比較とは

比較は2つ以上のものを比べる、情報を際立たせるうえでもっとも簡単なメリット。現在の製品と従来製品、自社の製品と他社製品を比べてどちらがどの程度優れているかを示したい時によく用いられる。

具体的に商品名や社名を出して比較するのは稀で、日本ではせいぜい「他社製品」や「従来製品」と表記するくらいにとどまります。できるだけ淡々とデータで優位性を示すか、比較のやり方にユーモアをもたせて、他社製品を攻撃したりするような表現はやめましょう。機能や価格の違いによって得られる利用者のベネフィットを比較対象にすると良いと思います。

比較は動画化価値との相乗効果を出しやすい。製品仕様前の状態と製品仕様後の状態を、流れの中で見せるビフォーアフター動画はその1つの動画の中でA製品とB製品を並べて見せたり、左右に分けて画面を分割したりして、製品の動き、スピード、安定性などを比べ安くすることもできます。

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