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ファイルサイズと媒体・筐体と特性とは

2024/04/15

ファイルサイズの影響

動画のファイルサイズは作成画面だけでなく、配信や保存するコストに影響する。ファイルサイズは、動画の尺の長さ、解像度、フレームレートによって変わってきます。動画の尺は動画の時間の長さです。解像度は1枚の静止画の画素の密度で、横×縦の画素数で表します。HDは1280×720、フルHDは1920×1080、4Kは3840×2160と表示され、数字が大きいほど解像度が高くなり、細部まできれいにうつるようになります。

フレームレートは1秒間に見せる静止画の枚数で「コマ/秒」で表します。解像度とフレームレートが高くなるほどファイルサイズが重くなり、保存するハードディスクやストレージの要領を圧縮するため、買い足すコストがかさんできます。

また、ファイルサイズは視聴者にも影響を及ぼします。重い動画ほど視聴するまでの読み込みに時間がかかるので、視聴者がすぐ動画を見たい場合はストレスとなり離脱される可能性が高くなります。

したがって、動画の尺解像度、フレームレートは、動画配信の目的や視聴してほしい人の環境とコストなどから決める必要があります。たとえば、撮影したい製品の細部を見てほしい場合は、高画質にして動画の尺は短くしたり、製品やWebサービスの動きの滑らかさを伝えたい場合はフレームレートを高くしたりします。一方、ウェビナーなどは比較的長くなるので、パワーポイントなどの資料を投影しながらであれば動きは少ないでしょうから解析度やフレームレートは低くして、文字を大きくするなど視聴者が見やすい資料にして、内容をしっかり伝えると良いです。

ファイルサイズのコスト問題は動画を配信・保存するシステムによって対応・解決することができます。YouTubeなどの動画共有サービスを使用すれば、動画の配信・保存コストは無料になります。動画を再生・視聴するプレーヤー上で画質を選択できたり、視聴環境に合わせて自動的に画質を落としてくれたりする機能もあります。


 

媒体・筐体の特性とは

視聴者が動画を見る時の媒体と筐体も動画の尺や画質、コストに影響を与える重要な要素になります。媒体とは視聴者に動画をとどけるための媒体となるもので、例えばテレビCMの媒体はテレビ番組になります。かつてのテレビCMはテレビ番組や街頭ビジョンなどしか媒体がなく、動画は総じて媒体が多くなかったのですが、インターネットが普及した今では、企業ホームページ、自社ブログ、オウンドメディア、商品購入サイトに加えてメールも重要な媒体となりました。ビジネス、エンターテインメント、ライフスタイルなどさまざまなWebメディア、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNS、YouTubeのような動画サイトが生まれ、そこでも動画を配信できるようになりました。テレビCMがテレビでしか配信されなかったころと比べると、圧倒的に種類も多く存在し、秒数の制限もゆるく、30秒でも90秒でも動画を制作することができます。

筐体とは情報を映し出すための入れ物の事です。テレビCMなら液晶テレビ、WebならPC、タブレット、スマートフォンなどが該当します。該当や建物に設置されているサイネージやモニターなども筐体になります。筐体も動画の作り方に影響を与える。

テレビの情報番組を見ていると、手持ちの小さいサイズから畳大の物までフリップボードが頻出しています。図やグラフを用いたこれらの情報は全て動画になって視聴者の目に入ります。テレビという筐体ではすべての情報を動画化しなければいけません。

しかし、PCやスマートフォンなどの場合は、ネットフリックスなどで映画やドラマを全画面で視聴するものは除いて、何かしらのWebメディアの中で動画を視聴します。また、筐体が街頭ビジョンや電車のデジタルサイネージの場合は、音が聞こえない分、視認できるサイズのテロップを、筐体の幅が許すサイズで掲載する必要が出てきます。

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