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動画活用の戦略を描こう

2024/03/11

お金と時間が手段にもっとも影響がある

動画を活用した多くの企業が「動画がまったく再生されない」という課題に直面しています。再生数を稼ぐだけなら、広告を出すお金があればすぐに解決できますが、お金がなくても時間があれば低コストで動画をコツコツ制作して、結果が出るまで改善することができるんです。お金と時間の有無が、成果物のクオリティや運用に影響を与えることは動画に限ったことではありませんが、動画の場合はお金と時間以外の要素も絡んでくるのです。


社内で活用できるリソースを確認しましょう

まず人ですね。動画活用プロジェクトを進めるにあたって、動画制作部署がある企業は大きな効果が期待できます。そうした部署はなくてもメンバーの中に動画を制作できるスキルやセンスをもつ人がいれば同様の効果が望めますよね。しかし、そうした部署や人材がいない場合は、外注するか動画制作ツールを導入して自分たちで制作することになります。

どの手段を選択するかは、制作する動画の本数や求めるクオリティによっても影響が出ます。社内に動画制作部署があったとしても制作したい動画の本数が大量で、その部署が全社の動画制作業務を狙っている場合、自分たちが望むスケジュールやタイミングで制作できるとは限りませんよね。

制作スキルがなかったとしても、使用する動画制作ツールによっては自分たちが望む動画を制作することができます。簡単に動画を制作できるアプリなどもあり、それらをうまくたつようすれば初心者でも簡単に動画制作が可能なのです。ツールから調達する場合は、動画内容のあるべき状態からの状態からの要求と、そのツールを使用する社内の人材のリテラシーや稼働可能な工数、お金の影響を受けるでしょう。

動画を活用する部署によっては、今まで撮影してWebサイトや広告などに活用してきた静止画や動画素材ができない問題が起きましたが、動画ではなく製品の静止画を多数保有していたため、それを使って動画制作した事例もあります。静止画を動画で活用する場合は、テロップなどで情報を捕捉する必要があり、これもまた動画制作の手段に影響を及ぼすことになります。


誰に何を見せるのかを確認しましょう

動画化する対象は有形無形さまざまですが、手で持って動かせるもの、大きすぎて動かせないもの、画面の中でしか動かせないものによって動画化する方法が変わってきます。重さや軽さ、柔らかさや硬さ、強さや弱さ、速さや遅さといった情報は動画で表現しやすいものですが、そもそも動画にするより静止画にした方が視聴者に強い印象を残すものもあるのです。目に見えず、形のないものを表現することは難しいですが、いくつかのメソッドがあります。

その時期にならなければ撮れないもの、そこに行かなければ撮れないものなど、今この瞬間のものでなければ意味がないものなどが制約となっています。視聴者の有無や、視聴者との関係性は大変重要になります。自社ブランドや製品の熱烈なファンに見せる動画と、まだ自社の事を知らない人に見せるものとでは、求められるクオリティが異なってきますよね。動画で伝えたい内容は同じであっても、視聴者が自社の代理店なのか、エンドユーザーなのかでも採用する手段は変わってくるのです。

また、視聴者の製品に対する理解度やリテラシーの違いも影響が出てきます。製品の事を全く知らない人に見せるものと、製品のエキスパートに見せるものがまったく同じであってはいけませんよね。

視聴者が動画を見るであろう時間、動画を視聴するネットや端末などインフラ・ハードの環境、利用しているスマートフォンのプランなど、視聴者にはさらに細分化された多くの要素が存在してきます。

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