ホームページのネタに困ったら社長をマスコットにしよう!
ホームページを制作する際には、はじめに自社の他社との強みや弱みの違いを明確化し、自社のアピールポイントを前面に押し出すホームページ施策をしていかなくてはならないことはもうお分かりかと思います。しかし、中小企業の場合、どうしても他社との違いを打ち出せない、もしくは業務的に内容をネット上に記載することができないといった課題にぶつかるケースがあり、そもそもホームページが必要なのか、というう話にもなります。
やはりこのご時世にホームページの1つも持っていないと信頼に関わるでしょうし、かといって誰も見てくれないようなホームページに少額といえどもお金をつかうのはもったいないです。こういった場合の打開策として、社長をマスコットにするという方法があり、一見ふざけているようですが、そうではありません。
もし、商品やサービスが、他社に情報が漏れるなどの要因で、ページ上に明記できない場合や商品の差別化が難しい業種の場合、社長を最大の売りにする方法があります。商品やサービス内容が同一であっても、社長の人柄や仕事に対する姿勢などが細かく乗っていると、他社との差別化が図れるのです。
ネットの世界でも、人は人に集まる
インターネットでは問い合わせなどのアクションをおこすまで、基本的に相手に接触することができませんよね。だからこそ、製品やサービス以上に、人や会社に対する不安感を持っているのです。社長を前面に押し出すことによって、商品やサービスの内容を詳しく書く以上に社長の人柄の良さを知り、効果的に信頼を得ることができるのです。
もちろん社長ではなくても、社員でも大丈夫です。人を感じるサイトに人は集まってきますし、企業であれば必ず人は働いています。そのためネタに困ることがなくなりますよね。
差別化で強みを打ち出せない中小企業は、経営者を前面に出すことで、効果をたかめましょう。
全てのページの完成を待たない
ホームページを制作していく際、全てのページが同時に出来上がるということは基本的にないでしょう。通常はトップページが出来上がってから、順次、下層のページが出来上がっていくと思います。多くの場合、全てのページが完成してから日時を決めて一斉公開することが多いです。しかし、私は完成したページから順次公開していくことをお勧めします。
大企業の場合、ホームページのリニューアルはビックプロジェクトであり、多くの決裁者の承認なども必要となるので、スケジュールを決めて公開日などを細かく決められているので、全ページを確認した後の公開作業をスムーズに進められます。
しかしながら、中小企業の場合、専任の担当者を置かずに、他業務との兼任で受け持っている場合が多いです。私の経験上、社長のご挨拶の原稿をお願いしても、期日までにそれが届いたことはほとんどありません。そうすると、結局、公開日を決めて作業をすることが逆に負担になってしまいます。それにページが完成しないので、いつまで経ってもホームページが公開できないということになってしまうのです。
完成したページから公開していく
そこで、目標としての最終公開日はもちろん決める必要がありますが、完成したページから順次公開していく方が、以下のような点でメリットが高いと思います。
①順次公開することで色んなデータが分かる
新しいページを公開することで、アクセスログなどから多くのデータを取得することができます。
②効果的にページ制作のスピードが上がります
これは人間の心理的なものだと思いますが、まだ公開されていないページの原稿や画像をお願いしても、ついつい先延ばしになってしまう傾向にあります。しかし、ページが順次完成していくと、次のページを早く用意しなくてはいけないという気持ちになるのと、実際の完成イメージがつかみやすくなるので、結果として原稿や写真などがテンポよく準備できるようになるのです。