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ホームページに載せる写真は自分で準備しよう

2023/11/06

デザインや文章による差別化は限界がある

ここ数年のホームページの技術の進化はめざましいものがあります。とは言っても、ホームページの主な構成要素が文章と画像であることには変わりありません。ホームページをパソコンなどの画面に映し出される一枚の紙としてとらえるのであれば、そのデザインの幅には限界があります。

ましてや中小企業のホームページともなれば、使いやすさや視認性などを考慮してデザインを行う必要があるので、サイトの基本的なデザインはある程度一般的なものになってくるでしょう。また、文章についても、タイトルやキャッチなどは読まれることがあっても大多数の閲覧ユーザーがすべての文章を読んでくれる可能性はほとんどないでしょう。

さらに、近年のウェブサイトの数が増え続けていることに伴い、1ページあたりの在籍時間も短くなる傾向にあります。そのため、文章による差別化がより難しくなってきているのです。


写真1枚で一瞬にして理解させる

そこで今まで以上に重要になってくるのが、写真などの画像データなのです。画像データは一瞬で、多くのことを閲覧ユーザーに伝えることができます。例えば、コーヒー店のホームページの場合、どんなに他店との違いやこだわりを文章でアピールしてみても、閲覧ユーザーは通り過ぎてしまうかもしれません。しかし、そこにおいしそうなコーヒーの写真が1枚あれば、ユーザーの足を止めることが出来そうですよね。

それならば、今は画像より動画の方が良いと考えるかもしれませんが、それは違います。前にも書きましたとおり、ユーザーに「一瞬で理解させる」ことが重要なのです。動画では閲覧してもらうのに時間がかかります。ホームページにおける動画の役割はむしろ文章に近いもので、文章では表現できない部分を捕捉してくれるものです。

 


下手くそでもオリジナリティある写真を載せよう

このように画像は大変重要なものなので、私はクライアントとの打ち合わせで掲載する画像はプロのカメラマンに撮影してもらうことを進めます。プロのカメラマンを投入すれば、それなりのコストがかかります。中小企業用のウェブサイトを作成する場合、制作コストに占める写真の割合が高くなって予算的に厳しいということはあるかもしれません。

そのような場合は、あきらめるのではなく、ご自身で撮影することをお勧めします。最近のカメラは高性能なので、撮影上のちょっとしたコツで、十分に魅力のある写真を撮影できるでしょう。撮影のコツはインターネット上にたくさんありますし、ちゃんとした制作会社なら、その程度の知識は教えてくれるでしょう。

自社の製品やサービスについて、もっともよっく理解しているのはあなた自身なのですから、他の誰かに撮影してもらうよりも、より的を得た写真を撮影することができるはずです。


デザインは変えてみたくなる

ホームページを制作したりリニューアルしたりする過程で、制作会社からいったん出来上がったものを見せてもらう機会があると思いますがこの時に気を付けなくてはいけないことがあります。それは「どんなホームページでも30分も見続ければ、必ずどこか変えたくなってしまう」ということです。お気に入りの服でコーディネートしても、鏡の前でずっと見ているうちに迷ってしまった経験はありませんか?ホームページもこれと同じです。

ホームページを制作したり、リニューアルするときは必ず目標と目的があったはずです。この目標と目的が達成できるのかというブレない芯があって、ホームページを精査するのはいいことなのですが、なぜか制作会社からデザインの提示を受けると、ちょっとしたラインの太さだったり、色使いや文字の装飾などがきになってしまい、何回もやり直しをしたくなります。

ホームページは、最初の第一印象が重要。細部のデザインにあまり気を取られないようにしよう。

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